ひとりビジネスの方向性が決まったら、早い段階で自分のwebサイトを作っておきたいものです。とは言え、人生初のソロプレナーへの挑戦で、しかもこれまでにwebサイト制作の経験がないとなれば、思いのほか大変です。サイトの立ち上げ以外にもやるべき準備はたくさんあるでしょうし、外注にいくらでもお金を使える人は少ないでしょう。ソロプレナー開始時点で地味に頭を悩ます工程かもしれません。

そんな悩めるソロプレナーの皆さんに、webエンジニアでもwebデザイナーでもない私の経験を踏まえて、ヒントになる情報をお伝えさせていただきます。
自分でやるのか誰かに任せるのか
ソロプレナーがホームページを作ろうと思ったら、どこまで自分でやるのかを決めることです。この「どこまで」を大きくわけると次の3つの作業になります。
コンテンツを作る
サイト名称からはじまり、キャッチコピーや、ビジネスの特徴、提供するサービス、自身のプロフィールなど、発信する情報を文章や画像で作っていきます。
デザインを設計する
考えたコンテンツをどのように見せるのか。配置、各領域の大きさ、カラー(背景・見出し・テキスト・その他)、フォント(種類・サイズ)など、見た目に関わる部分を決めていきます。
コーディングをする
実装作業です。決めたデザインの通りにブラウザで表示されるよう作っていきます。外枠を作るのと同時に、文章や画像を適切な場所に反映させていきます。
さて、これらの作業をすべて自分ひとりで行うのか、あるいは外注に依頼するのか、自分のスキルや使える時間、さらには使える費用との兼ね合いで決めていきましょう。
コンテンツを作る作業は、ソロプレナー本人の頭の中にあるものをアウトプットしなければならないので、まったく関わらないわけにはいきません。ただし叩き台だけを考えて、誰か代わりに「コピーを考えてもらう」「文章を作ってもらう」「画像を用意してもらう」という選択肢はあり得ます。
デザインの設計は、実際に作りこんでいく過程で変更や決定が繰り返されることも多いので、コーディング部分を制作会社(またはフリーランスの制作者)に依頼するのであれば、デザインも任せることになると思います。希望するイメージがある場合には事前に話し合い、途中段階でラフな状態をチェックしながら進めていくようにしましょう。
コーディングは、webサイト作成ツールを使って自分で作るか、外注するかのどちらかになります。(HTMLとCSSで自分で作れる人はここでは対象外とします)。webサイト作成ツールで真っ先に候補にあがるのはWordPressでしょう。費用が安く自由度も高い反面、慣れていないと思い通りに作るのが難しかったり労力を要したりします。一方、Wixなどのノーコードサービスは直感的に操作しやすいものの、自由度があまり高くないためデザインにこだわりたい人には向いていないかもしれません。
結局ソロプレナーにとっての最適解は何?
最終的にベストな選択というのは、ソロプレナー個々の事情や何を優先したいかによって変わってきます。
コンテンツ作成については、自分ひとりでは大変でかつ費用に余裕があるなら、クラウドソーシングを利用するのが良いでしょう。当サイトを運営する「ソロプレナジー」でもご相談を承ります。コンテンツ部分以外は、以下の例を参考にしてみてください。
- 優先事項:デザインにこだわりたい
-
パソコン操作に不安がなくわからないことも調べながら進めていけるなら
WordPress
-
自分で手探りで作るのは苦手だし費用はかかっても良いと思うなら
制作会社に依頼
制作会社で作ってもらう場合、納品後に自分で編集できる範囲を明確にしておきましょう。何か変えようとする度に制作会社に依頼しなければならないのは工数も費用もかかります。
- 優先事項:費用を抑えたい
-
パソコン操作に不安がなくわからないことも調べながら進めていけるなら
WordPress
-
パソコンスキルがなくても簡単に自分で作りたいなら
ノーコードHP作成サービス
WordPress自体は無料ですが、レンタルサーバーやドメインの契約、テーマと呼ばれるデザインテンプレートの購入には費用がかかります。またノーコードHP作成サービスは、無料版だと広告が付いたり独自ドメインが使えなかったりする場合があります。ビジネス用のサイトであれば有料版が良いですので、その費用は考慮しておきましょう。
なおこのサイトは、WordPressでswellというテーマを使って制作しています。
ひとりビジネスのホームページ作りに悩んでいる方、お気軽にご相談ください。
一緒により良い方法を探っていきましょう。